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2018年9月30日 (日)

005-1 犬神家の一族

 『犬神家の一族』の最初のバージョンは、杉本氏が手がけた最初期のシリーズ中、水彩画風のトーンで描かれた抽象的デザインとしては最終となる。髪を逆立てた5人の若い男の顔を並べている。作中、ヒロインを巡って争う男の数は4人だったような気もするが、あと一人は? あと、注目すべきは書名が手書き文字になっていること。これは珍しい(以降では、『女王蜂』がある)。

 初版を手にしておらず、それが白背・黒背のどちらであったか僕自身は確認ができていない(ただし、こちらの「プラモマン鎌田のブログ!」では、初版から黒背であったと報告がある )。統計を取った訳ではないが、これら杉本氏の最初期シリーズでは、初版は手に入りにくいが以降の版が割と多いもの(『八つ墓村』=ただし正確には再版)と、逆に初版は比較的出るが以降の版が少ないもの(『悪魔の手毬唄』『獄門島』『悪魔が来りて笛を吹く』)とに別れるが、『犬神家の一族』は前者の傾向にあるようだ。作品の売れ具合に差があるのだろうか。いずれも映画化はまだされていない時期のカバーだが。

※確認済みの版
初版(昭和47年6月10日発行) 黒背
再版(昭和47年7月20日発行) 黒背
8版(昭和48年7月20日発行) 黒背
11版(昭和49年8月30日発行) 黒背
14版(昭和50年11月5日発行) 黒背

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