時代物

2018年10月20日 (土)

019 髑髏検校

 横溝正史氏の時代物の長編2作を収めた『髑髏検校』。本文庫の解説を書いている中島河太郎氏は、その中で「著者には人形佐七を主人公とする捕物帖が二百編近くあることをご存じの読者も多いかと思うが、その他に若干の時代物があることまではあまり知られていないだろう。」とし、計19作・総発行部数300万部を越えた「緑三◯四」シリーズに、上記時代物の中から「伝奇性を多分に盛った特異な時代小説を紹介することにした。」と、これらの作品を早期にラインナップした理由を述べている。杉本氏の装画は、時代物の雰囲気を出しながらも極めてカラフルな色遣いで、シリーズ中屈指の美しい作品になっている。「神変稲妻車」を併録。

 ちなみに、現行の角川文庫にも『髑髏検校』があり、「よ 5-38」という番号が振られている(平成20年6月25日初版発行)。カバーデザインは、装丁家の片岡忠彦氏。

※確認済みの版
初版(昭和50年6月10日発行)
3版(昭和50年10月20日発行)
7版(昭和51年11月10日発行)
8版(昭和52年3月20日発行)
11版(昭和53年7月30日発行)
13版(昭和56年8月10日発行)

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