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2007年12月 9日 (日)

1500円のマーラー交響曲全集

 今日の夕方、家族と「さぬきうどん」を食べに行ったついでに、いきつけの書店&CD店に立ち寄ったら、普段ならバーゲン品の輸入CDが置かれている棚に、avex-CLASSICSの「THE BEST OF CLASSICS」という新しい廉価CDシリーズが置いてあった。価格はなんとワンコイン=500円! しかも駅売りCDなどと違って、音源はすべてNAXOSから取られているので由来もはっきりしている。ティントナー(ブルックナー)、コシュラー(モーツァルトのレクイエム)など知られた奏者もいるし、値段も考えるとなかなか強力なシリーズだ。その中から試しにと、先般、このサイトでも紹介したヘルムート・ミュラー=ブリュール指揮ケルン室内管弦楽団の「ブランデンブルク協奏曲」の全曲2枚を買って帰った(ほかに指揮者の金聖響と玉木正之による『ベートーヴェンの交響曲』という新刊本(講談社現代文庫)も買った)。

 ミュラー=ブリュールたちによる爽快な演奏を聴きつつ「500円CDもなかなか」などと考えながら、AppleのiTunes Storeに行ってみて何気なくクラシックの「トップアルバム」コーナーを見たら、今日2度目の!(びっくり)。なんとアバド指揮の「マーラー交響曲全集」全10曲が、1500円で売られている。これって、各楽章のさわりだけじゃないよね?全曲だよね?何かの間違いでは? 調べてみると、ほかにも同じユニバーサルからは、ベーム指揮の「モーツァルト交響曲全集」、カラヤン指揮の「ブルックナー交響曲全集」、ケンプの「ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全集」、さらにテルデックのアーノンクールの「ベートーヴェン交響曲全集ほか」も、すべて1500円という価格設定である。iTunes Storeの品揃えがかなり充実してきたことは知っていた。また我が家の一室を占拠しつつあるCD棚を見るにつけ、僕自身、事実上スペースをとらないNMLなどのオンライン・サービスに理解・興味を示している方だと思うけれど、さすがに1枚1000円後半代というアルバムの価格帯を見る限りは、輸入CDボックスなどとくらべてもそれほどアドヴァンテージを感じてこなかった(実際、かなり古い録音が2枚組3000円などというものもある。例えば、フルニエのバッハ無伴奏組曲の旧盤)。しかし、アバドのマーラー交響曲全集(ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、シカゴ交響楽団の3団体を振り分けたもの)などは、12枚組で輸入盤でも1万円以上する。これがわずか1クリックで手に入り、iPodで持ち歩けるという手軽さにはちょっと抗い難いものがある。思わず購入してしまった。

 iTunesで購入の手続きをして、シャワーに。戻ってまもなくダウンロードは終了して、さっそくそれをiPodに転送。この間、30分とかかっていない手軽さ。圧縮音源だからiPodで聴く限りはオケ全体の量的な迫力はさすがにちょっと落ち気味だが、アバド特有の音楽の精妙な美しさは損なわれていない。これからしばらく眠る前には、マーラー漬けとなることは必至だ。ちなみにカラヤンのブルックナー全集はCDで持っているが、1枚1枚CDからMacintoshに読み込む手間を考えると、これもネット購入が正解かも!。ベームの全集だって、50曲弱の交響曲がiPodで一括管理できるのだ。時代はすでに変わっている・・・とつくづく思い知った週末であった。

□ http://www.apple.com/jp/itunes/

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